〜ゼロから始めるEA投資術!!〜
今すぐ出来る、うまくEAを運用する重要ポイントをお伝えいたします。
EAを運用された事がある方なら、もしかしたら過去に強制ロスカットされた経験をしているのではないでしょうか?
◆強制ロスカットとは
運用口座の証拠金が規定の維持率を下回ることで強制的に決済されてしまい、口座残高がマイナスになってしまう事です。
海外のFX証券会社はゼロカットシステムのため、口座残高のマイナス分の追証はありません。
一度でも経験ある方は、もう強制ロスカットになりたくなと思って投資/EAから離れてしまうくらいショックですよね。
自分も当然経験済みです。
残念ながら100%稼げるEAがない以上、絶対にならない方法はありません。
ですが、リスクを限定することや資金管理で強制ロスカットとも向き合っております。
◇はじめに
EAは完全放置でも勝手にお金が増えるものと思われてる方がいるかもしれませんが、現実はそう甘くはありません。
EAの運用は完全放置ではなシステムに合わせた運用と、リスク管理と資金管理が大切だと考えています。
そもそもEAとは予め決められたルールに沿って自動売買してくれる便利なツールです。
EAを大きく分けると《ナンピン系》と《損切り系》の2種類になります。
私は5年前から数十種類のEAを使用してきましたが
ナンピン系のEAは大きく荒れた時に含み損が大きくなりその度にハラハラするし、最悪強制ロスカットされてしまう、、
損切り系のEAは損切りが多くなるとマイナスになりやすく長期間利益が出ないこともしばしばです。
「えっ!!じゃあEAを使う意味ってないのでは!?」
という声が聞こえてきそうですが、私はそうとも思っておりません。
なぜなら、EAは私たちの感情を入れずに機械的に取引を行ってくれるのでルールを守れなく、裁量でうまくいかない方でも稼げるようになったり
裁量取引のようにモニターに張り付いて相場を見守らなくてもよく、寝てる間でさえも取引してくれる為、時間効率を高めることも可能だからです。
前置きが長くなってしまいましたが、何が言いたいかと言いますと
EAを完全放置で運用するのではなく、うまく取り扱っていきましょうということです!
では実際にEAを運用する際、どういったときにシステムOFFすれば良いのかをピックアップしていきたいと思います。
①重要な経済指標は止める
まず、経済指標とは各国の政府や中央銀行が発表してる統計データのことです。
その国の経済や景気を数値化した物になるので経済動向を知る上では欠かせない情報になります。
相場に与える影響も大きく、結果次第では大きな値動き(相場が荒れた状況)になります。
そのため経済指標の発表には細心の注意が必要です。
私が参考にしているのが『羊飼いのFX』さんのアプリです。
AppStore/Playストアで、[羊飼いのFX]と検索したら出てきます!
こちらは経済指標関連をまとめてるアプリの中でも特に、見やすく使いやすいのでおすすめです!
上の画像をご覧ください。
青枠で囲った指標ランクが《SSランク》の赤枠で囲った箇所の4時から【FOMC】、【FRB経済】、【パウエルFRB議長の発言】とあるのがわかると思います。
指標ランクが《SS》は要注意、《S》も注意です⚠️!
私が経済指標で必ず止めてる重要指標が【雇用統計】と【FOMC】です。
それ以外の指標は市場予想との乖離が大きい時に荒れる事がありますが、《S》以上は徹底してOFFしております。
具体的に何時に止めるかという疑問があるでしょう。
私はロンドン市場が開かれる16時から様子を見ながら17時までにはOFFにするか、設定ロットを小さくして運用しております。
この理由は、ヨーロッパ勢が中心となり取引が活発になる時間帯であり、相場には「織り込み済み」という言葉があるように、重要な経済指標がある事を投資家たちは意識して取引するため、発表を待たずして相場が大きく動くことがあるからです。
特にナンピン系のEAを運用されてる方は、これだけでも強制ロスカットのリスクをかなり抑えることができるので、いますぐ取り入れることを推奨します。
忘れた時ように『羊飼いのFX』アプリでアラートを設定するのもお勧めです!
手順はこちら⬇️の画像を参考にしてください。
②相場が激しい時は止める
XAU/USD(GOLD)はUSD/JPY(ドル円)の逆相関の関係と言われてます。
つまり、ドル円が大きく動けばGOLDも大きく動く可能性が高いということです。
また、ドル円が大きく動いた後に、GOLDが遅れて大きく動く現象もよくあります。
そこでドル円に限らず、為替相場が大きく動いた際は指標に限らず危険をより早く察知して、システムOFFするということです。
では、何を基準にすればいいのか、最もわかりやすいのは実際の値動きを見るて判断することです。
こちらが実際の画面ですが、22時半からの消費者物価指数の直後の画像になります。
右の画像で赤で囲ったところをご覧ください。
USD/JPY(-1921)とGBP/USD(1219)で前日比1000以上(-1000以上)になってるのがわかります。
その時のUSD/JPYチャート(左の画像)はこんな感じです。
大きな一本のロウソク足ができてます。
前日比が1000ということは、前日比より100Pips(USD/JPYであれば1円)動いていることを表してます。
通貨ペアそれぞれに1日に動く平均値がありますので、前日比を見ることでチャートを見ずに値動きが激しい異常相場ということがわかります。
そこで、システムONする前に前日比をチェックし1000以上になってる時は、運用を見送る。
運用中に前日比1000以上になった時は手仕舞いを検討できます。
・画像のアプリは『GMOクリックFXneo』です。
AppStore/Playストアで[GMO]で検索したら出てきます!
また、『羊飼いのFX』アプリで急騰・急落アラートを設定するのもお勧めです!
手順はこちら⬇️の画像を参考にしてください。
通貨ペアの選択は主要通貨ペアのドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルの3つで良いでしょう。
設定することで10分間に30Pips以上動いた際に通知が届くため、突然の急騰・急落にいち早く気づくことができるかもしれません。
③取引量が少なくなりやすい日は止める
取引量が少なくなる相場では、機関投資家のちょっとした売買で大きく値動きすることがあります。
具体的には、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆・夏休み期間や海外の長期休暇などです。
また、海外の市場が休場明けの時も要注意です!
稼ぎたい気持ちを抑え、「休むも相場」というようにこのような時は休んだ方が無難です。
取引量が少ない時は値動きも少なく、EAを稼働してもあまり稼げなくリスクだけがあがってるようなもんです。
④恐怖指数(VIX指数)30%以上で止める
恐怖指数(VIX指数)とは投資家心理状態を数値で表したものです。
0〜100%で表わされ通常10〜20%前後で上下します。
30%を超えると警戒領域と言われ、市場の値動きが不安定な状態になります。
近年のVIX指数が大きく上昇した事例はこんな感じ
◇2020年コロナショック
2020年から世界中で大流行した新型コロナウイルスが大きな影響を与え世界中の株式市場が下落しました。
この時のVIX指数は最高80%以上となり、リーマンショックに次ぐ記録になりました。
同年11月には25%前後で推移するようになりました。
◇2022年ウクライナ侵攻
ロシアがウクライナに軍事侵攻してから2週間後には、VIX指数が30%を超えて株式市場の値動きは不安定になり株価暴落のリスクが高まりました。
1年間で7回も30%超えを繰り返しました。
上級者向けにはなりますが、VIX指数も意識する事でより相場の急変をあらかじめリスク回避することができると思います。
投資対象の価格が見れるおすすめアプリがあるので紹介いたします。
これがあればVIX指数も簡単に確認可能です。
こちらのアプリ『TradingView』はAppStore/Playストアで[トレーディングビュー]で検索したら出てきます。
『TradingView』は左下のリストを開くと、上の画像のようにリストで株価や為替価格、先物、仮想通貨などの幅広い投資対象のリアルタイム価格を一覧で見れます。
さらにこちらのリストは追加や並び替えもできるため、自分の好きなようにカスタムしてオリジナルのリストにできます。
⑤リスクを理解し余剰資金で運用する
最後は方法というより考え方にもなりますが、一番大事です。
投資にはリスクがつきものだということをしっかりと理解していただく必要がございます。
FXはレバレッジを効かせることによって少額でもそれなりに稼ぐことが可能ですが、その反面リスクもございます。
「そんなの知ってるよ!」
と言われてしまいそうですが中には、使ってはいけないお金で運用したり、借金してまでお金を稼ごうとする方がいらっしゃいます。
これは他の投資にも言えますが投資をギャンブルと一緒に考えてはいけません。
99%勝てるEAがあったとしても資金管理ができてないと1%の負けで資金が0になります。
要するに、EAを回す口座に資金を入れますが、全額ベットではいつか0にしてしまうということです。
口座残高が0になるリスクを理解したうえで、運用額を決めなければ長い目で投資を続けて稼ぐことはできないでしょう。
利益が出たらさらに増やしたくて、できるだけ多くのお金で運用したくなるのが人間の欲ですが
間違った資金管理はいつか絶対に負ける投資法になってしまいます。
投資は余剰資金で始め、元金分の利益が出たら口座から出して、リスクを限定しながら許容範囲内で運用資金を上げていくと良いと思います。
◇さいごに
ここまでいかがだったでしょうか?
- EAは完全放置で運用するものではなく、状況に応じてシステムOFFすべきである。
- リスクをしっかり理解した上で余剰資金で運用することが重要である。
最低限この2点だけでも十分です。
私も昔は完全放置で稼げるEAを求めた時期もあり、何度もEAで強制ロスカットを経験してきました。
資金管理ができてたのが幸いですが、EAは完全放置ではなくリスク回避し適正運用するもの。
そう意識してからは安定して稼げるようになりました。
EAの質を求めるのも大事ですが、結局はEAを運用する人次第なので上記5点のポイントをしっかりおさえて運用していただきたいと思います。
ちなみに、私が実際に使用してるEAは、こちらで紹介してますので参考にしてみてください!!
ご不明点がございましたら
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最後までご覧いただきありがとうございます。